平均年収を把握して40代からでも収入を増やす方法を解説

40代の平均年収とはどれくらいなのか？

2019年度の国税庁「民間給与実態統計調査」のデータによると、40〜44歳の平均年収が476万円、45〜49歳が499万円です。
40代後半のほうが年収が増加しているとわかります。

それでは、分類別に40代の平均年収を確認していきましょう。

【男女別】40代の平均年収は？

40代の平均年収を以下の表に男女別にまとめました。

	男性	女性
40〜44歳	582万円	318万円
45〜49歳	629万円	324万円

男女別で40代の平均年収を比べてみると、200〜300万円の差が開いているとわかります。
なぜなら、40代以降の男性は役職につく可能性が高くなる一方で、40代女性はパートやアルバイトなどの非正規雇用の割合が高いからです。

【学歴別】40代の平均年収は？

学歴の違いによっても、40代の平均年収は大きく異なります。

		大学・大学院卒	高専・短大卒	高校卒
男性	40〜44歳	約515万円	約392万円	約371万円
	45〜49歳	約570万円	約440万円	約401万円
女性	40〜44歳	約408万円	約327万円	約265万円
	45〜49歳	約432万円	約338万円	約276万円

※賞与は年収に加えていません。

大学・大学院卒と高校卒の学歴を比べてみると、40代の平均年収で100〜200万円程度の差が見られています。
また、男女ともに学歴が高いほど平均年収が高くなる傾向があります。

【業種別】40代の平均年収は？

業種によっても、40代の平均年収は左右されます。

業種	男性		女性
	40〜44歳	45〜49歳	40〜44歳	45〜49歳
建設業	約434万円	約482万円	約307万円	約326万円
製造業	約405万円	約444万円	約278万円	約288万円
情報通信業	約526万円	約564万円	約417万円	約416万円
運輸業、郵便業	約372万円	約380万円	約290万円	約278万円
卸売業、小売業	約444万円	約488万円	約311万円	約323万円
金融業、保険業	約639万円	約705万円	約355万円	約374万円
学術研究 専門・技術サービス業	約551万円	約580万円	約397万円	約394万円
宿泊業 飲食サービス業	約370万円	約391万円	約270万円	約262万円
生活関連サービス業 娯楽業	約405万円	約430万円	約282万円	約282万円
教育 学習支援業	約539万円	約588万円	約404万円	約433万円
医療、福祉	約418万円	約462万円	約334万円	約333万円
サービス業 （他に分類されないもの）	約370万円	約390万円	約280万円	約285万円

※賞与は年収に加えていません。

40代の男性で最も平均年収が高い業種は金融業・保険業です。
銀行や証券会社・保険会社などお金を扱う業種では、平均年収が高い傾向にあります。

また、女性の場合は情報通信・教育・学習支援業で最も平均年収が高いです。
なお、運送業や郵便業・宿泊業・飲食サービス業は男女ともに平均年収が低い結果となっています。

平均年収で、40代に直面する出費をカバーできるのか？

40代になると20代・30代の時と異なる出費に直面します。

それでは、それぞれの費用について順番に確認していきましょう。

介護保険料が給料から天引きされる

年齢が満40歳になる月から、毎月の手取りから介護保険料が天引きされます。
全国の介護保険料（2018年）は月額平均5,869円です。

子どもの教育費がかかってくる

子どもの教育費も40代の大きな負担の一つです。
特に、子どもが大学進学した場合はさらに教育費が増加します。

大学進学にかかる費用
区分	国公立大学	私立大学文系	私立大学理系
入学費	77万円	95.1万円	94.2万円
4年間の在学費	460万円	608.4万円	768.8万円
4年間の総額 （入学費＋4年間の在学費）	537万円	703.5万円	863万円

国公立大学に進学したとしても、最低537万円の教育費がかかるとわかります。
なお、子どもが一人暮らしをした際には生活費の仕送りが想定されるので、さらに負担が増すでしょう。

親の介護費用がかかってくることも

40代ですでに介護が必要な親がいる正規労働者は約20％だと言われています。
また、50代では介護が必要な親がいる正規労働者が約30％にまで増加します。

現在、介護を必要とする親がいなかったとしても、いずれ親の世話をする時がくるかもしれません。
その際には、在宅介護または施設介護において親の介護費用がかかってくるでしょう。

40代以降は年収があがりづらくなる

実は、40代以降になると年収が上がりにくくなる傾向にあります。
以下の表は国税庁の「民間給与実態統計調査」における、年齢と年収の増加率をまとめたものです。

年齢	平均年収	増加率
20〜24歳	264万円	0
25〜29歳	369万円	+39.8％
30〜34歳	410万円	+11.1%
35〜39歳	445万円	+8.5%
40〜44歳	476万円	+6.9%
45〜49歳	499万円	+4.8%
50〜54歳	525万円	+5.2%
55〜59歳	518万円	-1.3%

20代〜30代にかけては、平均年収の増加率が39.8%〜8.5%と非常に高い数値を示しています。
しかし、40代以降になると徐々に平均年収の増加率は横ばいになり、55歳以降では年収は減少していきます。

若いときほど年収の増加率が高くないため、40代以降の大幅な年収増加は期待できないでしょう。

40代から年収を増やす方法とは？

前述したように、40代以降になると年収の大幅アップは望めません。

それぞれ順番に解説するので、収入をアップさせたい方はぜひ参考にしてみてください。

出世して給料をあげる

出世して管理職につくと役職手当をもらえるので、その分年収をあげられるでしょう。
また、資格を取得すると出世できるケースもあるので、現場に役立つスキルを身に付けてみてはいかがでしょうか。

副業で臨時収入を増やす

副業が可能な会社では、副業で本業以外の収入を得られます。
また、副業は本業以外のスキルが身に付くので、キャリアアップにも役立つでしょう。

給料の高い会社に転職する

年収をあげたいなら、給料が多い業界を狙って転職するのもおすすめです。
業種別の平均年収データを見てみると、最も平均年収が高い業種は金融業・保険業と言われています。

投資で収入を増やす

株式投資やFXトレードなど、投資で収入を増やす方法もあります。
ある程度の資金があれば、株を購入して株式配当を得られますよ。
また、最近のFXトレードは少額から始められるので、気軽にできる投資の一つです。

Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁（FSA）により規制されています。 
Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会（FSC）より、規制されています。 

TPS Management Limitedの所在地は、Steliou Mavrommati 80B, Agios Pavlos, 2364, Nicosia, Cyprusです。 TPS Management LimitedはTradexfin Limitedが完全に所有しています。

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