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追証なしゼロカットシステムとは?海外FXのゼロカットを解説します

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目次

追証とは?

追証とは、正確には追加証拠金のことです。
損失額(含み損)が口座の残高に対して一定の比率を割り込んでしまった時、FXトレーダーに対して追加の入金を求めるという仕組みです。


それが時には、入金した以上の金額を求められてしまうことから、FXにおける大きなリスクとなっています。

なお細かく言うと、追証には2つのタイプがあります。

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ポジション維持のための追証

1つは、現在持っているポジションを維持するために、必要な追加入金を求めるものです。

FXでは保有しているポジションの損益が、口座の残高に対してどの程度になっているか、証拠金維持率として算出されます。


そして証拠金維持率が著しく下がってしまうと、ポジションが強制的に決済されてしまうのです。
しかし追加入金を行うと証拠金維持率が回復するので、そうした事態を避けられます。

これは国内海外を問わず、共通となる使い方です。
現時点ではまだ証拠金維持率は問題ないものの、このまま行くと破綻してしまう可能性があるため、その注意勧告とも言えるでしょう。

それを知らせるためにFX業者から送られてくる連絡を「マージンコール」と言います。
一般的には、証拠金維持率が20%や50%を割ると、追加入金を案内する連絡が来るというものです。

求めに応じて入金をしないまま期限を過ぎ、その時点で規定の証拠金維持率を回復できていないと、ポジションが強制的に決済されてしまいます。


その間は、新たなポジションを持つこともできません。

ただしこうした強硬な手段は、国内のFX業者に限られます。
海外FX業者でもマージンコールを受け取ることはありますが、追加入金を行う義務はありません。
その代わり、そのまま証拠金維持率が悪化していった場合は、最終的に強制決済されてしまいます。

借金を返済するための追証

もう1つは、強制決済が機能しないまま口座の残高がマイナスになってしまった場合に、FX業者に対する借金が発生した時の追証です。

これは主に国内のFX業者で使われており、発生した借金はFX業者に返済しなくてはなりません。
そのため、新たな入金を迫られることになります。

ゼロカットを理解するのに必要なのは、こちらの方の追証です。

高いレバレッジをかけて取引をしているFXでは、急な相場の変動が起きると、一気に損失が増えてしまいます。
時には損失額が口座の残高を追い越して、残高がマイナスになってしまう可能性もゼロではありません。
これはつまり、FX業者に対して借金を抱えてしまった状態です。

借金を返すために発行された追証は、後から取り消すことはできません。
追証の請求を無視し続けていると、最悪裁判所から督促が来て、最終的に差し押さえを受けてしまう可能性もあります。
給料も差し押さえの対象です。

1つ目の、ポジションを維持するための追証は無視することも可能ですが、借金を返すための追証からは逃げられません。

ゼロカットシステムとは?

ゼロカットシステムとは、借金となるタイプの追証の発生を防ぐための仕組みです。


ゼロカットを採用しているFX業者の場合、入金した以上のマイナスが発生しても、FXトレーダーが借金を背負うことはありません。
代わりにFX業者側が負担してくれるというのがゼロカットシステムです。

具体的には、残高にマイナスが発生してから一定期間経った所で、残高をゼロに戻してくれます。
海外業者の多くはこのゼロカットシステムを採用しているため、FXトレーダーが借金を背負う心配がありません。

例えば10万円を入金して取引を行っている時、15万円の損失が発生し、残高がマイナス5万円になったとしましょう。
この場合、国内のFX会社では5万円分が借金として残るため、それを後から入金しなくてはなりません。

しかしゼロカットシステムを採用している海外のFX業者であれば、この5万円は業者側の負担となり、FXトレーダーには一切借金が残らないということです。

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ロスカットとは?

そもそもFX取引には、ロスカットという仕組みが存在しています。


このロスカットも、ゼロカットと同じく、FXトレーダーの負担を減らすための仕組みです。

ロスカットは証拠金維持率が一定の数値を割り込んだ時、強制的にポジションを決済し、それ以上の損失を防ぎます。
ゼロカットとは違い、国内海外を問わず、すべてのFX業者で採用されているのが特徴です。

実際にどの程度のレベルでロスカットが執行されるかは、FX業者によって異なります。
海外FX業者の場合、概ね50%以下に設定されていることが多いのですが、国内では100%や80%を基準としている業者が多いようです。

そのため比較すると、海外FX業者を使った方が、より多くの含み損に耐えられるようになっています。
国内のFX業者はすぐに決済されてしまうため、ギリギリまで追い込んだ取引ができません。

また、海外FX業者と国内FX業者の違いの1つは、どの程度のレバレッジを使えるかということです。
国内FX業者では最大25倍に抑えられていますが、海外では規制がないため、1000倍を超えるようなレバレッジを提供する業者もあります。


それほどの高いレバレッジになってしまうと、少しの値動きでも大きな含み損が出ることがあるため、ロスカットが極めて重要となってきます。

国内外FX各社のロスカットルール

具体的に国内と海外のFX業者では、ロスカットルールについて、下記のような違いがあります。
なお、ここでの「追証」は、ポジション維持のための追加入金です。

スクロールできます
国内業者最大レバレッジ追証の発生ロスカット率
GMOクリック証券25倍100%50%
DMM FX25倍100%50%
SBI FXトレード25倍なし50%
MATSUI FX25倍100%50%
FXプライム25倍100%80%
みんなのFX25倍なし100%
LINE FX25倍なし100%
スクロールできます
海外業者最大レバレッジ追証の発生ロスカット率
XM TRADING1000倍なし20%
FXGT1,000倍なし20%
TitanFX500倍なし20%
iFOREX400倍なし0%
AXIORY400倍なし20%

海外FX業者では、義務を伴う追証の発生はありませんが、マージンコールは注意勧告のために発せられます。

なおロスカットまでどれくらいの時間がかかるかも、FX業者によって異なります。
口座がマイナスになってからゼロに戻るまでの時間が長いほど、FX取引ができない時間が長くなりますから、この時間は短いほど有利となるでしょう。

ロスカットが間に合わずマイナス残高が発生することがある

ではこのロスカットは完全なものでしょうか?

実はそうではありません。
一瞬で大きな値動きがあった場合、ロスカットが処理されるまでの間に、値動きによっては口座の残高がマイナスになってしまうこともあるからです。

そもそも、そのような大きな値動きをしている相場では、業者のシステムが受ける負荷も大きなものとなります。
その結果、迅速な取引ができなくなり、時にはシステム障害が起きてしまうこともあるでしょう。

すると目の前の大きな値動きが収まるまで、新規の発注や、ポジションの決済ができなくなってしまいます。
その結果、気がついたら大きなマイナスになっていた、という可能性もあるのです。

このような事が起きるのは、下記のような、誰もが予想しなかったような状況が発生した時です。

  • 戦争や災害など突発的な事件や事故
  • 中央銀行などからサプライズ的な金融政策の変更等が発表された時
  • 大手企業が市場の観測を大きく裏切るような決算をしたり倒産した時

では実際に、どの程度のマイナスが発生してしまう可能性があるのでしょうか。


下記は過去に発生した、大きなショック相場における国内での情報です。

スクロールできます
フラッシュショック発生日未収金の件数未収金の総額
トルコリラショック2021年3月22日3,444件13億75百万円
アップルショック2019年1月3日6,389件8億8百万円
中国ショック2015年8月24日4,820件8億2千8百万円
スイスフランショック2015年1月15日1,137件19億4千8百万円

これらは「フラッシュクラッシュ」と呼ばれます。


中でも特筆すべきはスイスフランショックと呼ばれるもので、後でも触れますが、FXの取引システムに大きな禍根を残す相場となりました。

なおこれらはあくまで未収金、つまりFX業者が受けた損失の総額を示すもので、実際にFXトレーダーから回収した金額ではありません。


つまりFXトレーダーが負担した借金の総計は、これらの金額の比ではないと言うことです。
未収金と言う事だけ見ても、これだけの数のFXトレーダーや投資会社が、大きな負債を背負ってしまったことを示します。

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ゼロカットとロスカットの違い

それでは改めて、ロスカットとゼロカットの違いについてまとめてみましょう。
いずれも保有しているポジションが強制的に決済されてしまうと言う意味では変わりがありません。

このうちロスカットでは、口座残高がマイナスになった場合に借金扱いとなってしまいます。
しかしゼロカットでは、入金した以上の借金を背負うことはありません。

レバレッジが低いうちは、残高がマイナスになったり、ゼロカットされてしまう心配はしなくても大丈夫かもしれません。


しかしレバレッジを上げるほど、損失が大きくなる可能性も大きくなります。

ロスカットは資産を守ってくれると言う意味では重要なシステムですが、時に不完全に機能してしまいます。
それを補完するのがゼロカットシステムと言えるでしょう。

また、ロスカットが執行されるのは口座残高が一定の証拠金維持率を下回った時です。
そのため執行された後の口座には一定のお金が残ることとなります。


ただし短期間に大きな値動きがあった場合は、残高がマイナスになってしまうことが起きる可能性があると言うことです。

それに対しゼロカットは、口座残高がマイナスになった時点で行われますので、カットされた後の残高は必ず0円となります。

ロスカットのせいでゼロカットはほぼ執行されない

さて、ゼロカットシステムとロスカットにはこのような違いがあるわけですが、実際には両者は連動して働きます。
つまり、まずはロスカットによるポジション決済が優先されると言うことです。

ロスカットは含み損が大きくなり、規定の証拠金維持率を下回った場合に執行されます。
そのためほとんどの場合、ゼロカットが行われる前に、ロスカットが執行されるのです。


そうなるとポジションは強制的に決済されてしまうため、ゼロカットに至る事はありません。
ゼロカットはあくまで想定外の事態が起きた場合の保険なのです。

ゼロカットが執行されるタイミング

どの時点でゼロカットが執行されるかは、FX業者によってタイミングが異なります。

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FX業者執行のタイミング
AXIORY24時間以内
IS6FX24時間以内
FXGT24時間以内
BigBoss1~2営業日以内
XM次回入金時
HotForex次回入金時
Tradeview次回入金時
TitanFX平日のロールオーバー後
LAND-FXサポートに申請
Traders Trustサポートに申請

ゼロカットが執行されるまでは口座残高がマイナスとなって使えなくなるため、復旧までの時間は短い方が使い勝手が良くなります。


しかしゼロカットが発生するような相場は、急激な変動に見舞われている可能性が高いため、しばらくは様子見に徹する方が賢明です。

ゼロカットシステムのメリット

次にゼロカットのメリットについて、掘り下げて見ていきましょう。


ゼロカットシステムを採用しているFX会社を使うことで、下記のような環境を手に入れることができます。

  1. 追証による借金の心配がない
  2. 思い切ったハイレバレッジの使い方ができる
  3. 精神的な負担が減る

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追証による借金の心配がない

ゼロカットシステムの大きなメリットは、追証がないということです。
つまり借金をすることは絶対にありません。

先ほども紹介したように、相場で急激な変動があった時、その影響を受けて大きな借金が発生してしまうことがあります。


実際、多くの人にとってFXに対するイメージの中に、資産を全て失ってしまうというリスクがあるでしょう。

確かにゼロカットを受けてしまったら、入金したお金が全て消えてしまいます。
しかし、口座に入れる金額を抑えておけば、致命的な損害は回避できるはずです。

それに対し、ゼロカットがないまま追証が発生すると、借金が生まれてしまいます。
そうした想定外の負債で、資産を守れなくなってしまう危険を避けられるのです。

思い切ったハイレバレッジの使い方ができる

2つ目のメリットは、思い切ったハイレバレッジのFX取引ができるということです。

ゼロカットシステムがなければ、ハイレバレッジを伴うFX取引は危険極まりないものとなってしまいます。
海外のFX会社では数百倍以上のハイレバレッジをかけられることもよくあります。

ハイレバレッジの魅力はなんといってもハイリターンです。
例えば同じ米ドル/円の通貨ペアに10万円の資金を投じた取引でも、国内と海外では下記のような違いが生まれます。

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入金額レバレッジエントリー価格1pips当たり
の利益
入金額以上
の損失
海外業者10万円1,000倍125円8,000円無し
国内業者10万円25倍125円200円有り

ここでは、資金管理が重要な要素となってきます。


FX取引では常に勝ち続けることはできません。
重要な事は、負けた時の損失を抑えることです。

借金を抱える心配のないゼロカットシステムを使えば、口座への入金額をコントロールすることで、資産管理に役立ちます。

精神的な負担が減る

2つ目のメリットは、精神的なプレッシャーを感じる必要がなくなるということです。

ゼロカットシステムがないと、いつ大きな借金を背負ってしまうか、不安を完全になくすことはできません。
しかしゼロカットシステムがあれば、想定外の事態に怯えなくてよくなります。

ポジションを運用している中で精神的な負担が少なくなり、ストレスを感じることも減るはずです。
特に中長期的な取引を行う場合は、大きな助けになるでしょう。

これはお金では簡単に換算できない価値と言えます。

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ゼロカットはFX業者にもメリットがある

ゼロカットは、それを提供しているFX業者の方にもメリットがあります。
FX業者にメリットがあれば、それがめぐりめぐって、最終的にFXトレーダーへのサービスにつながるのです。

FX業者側のメリットとしては下記のようなものが考えられます。

  • FXトレーダーに安心感を与えることで、新規の口座開設を獲得できる
    FX業者側としては、ゼロカットという安心感を謳い文句にすることで、集客が期待できます。
  • FXトレード回数が増えることで、そこから得られる手数料などが大きくなる
    海外のFX会社は、売値と買値の差であるスプレッドで収益を得ます。
    スプレッドは実質的な取引手数料であり、活発にFXトレードが行われるほど、その差額が利益として業者に入ります。
    つまりどれだけ活発なFXトレードが行われているかが重要だということです。
    口座にマイナスが発生した時、その損失をユーザに負わせるより、FX業者側が被ってても長く安定的にトレードを続けてほしい。
    その方が、収益上のメリットがあると言うわけです。

また、下記のような事情もあるでしょう。

  • 多額の未回収金による経営破綻リスクを回避できる
    莫大な負債による経営破綻のリスクを回避できます。
  • 追証を回収するための手続きや裁判等の手間やコストがなくて済む
    先ほど、過去に起きた大きな相場変動の際の回収金の情報をお伝えしました。
    追証を請求したとしても、それは必ず回収できるとは限りません。
    しかも回収のために発生するコストも馬鹿にならないのです。

ゼロカットシステムを採用することは、FX業者側も安定的な経営ができることにつながります。
そうなればFXトレーダー側も、安心して日々の取引ができるようになるでしょう。

FX業者が行う取引方法の違い

ゼロカットシステムに対する対応の違いは、FX業者が行う取引方法の違いも関係してきます。
FXの取引方法には実は2つの方法があります。
それがNDD方式とDD方式というものです。

海外のFX会社が採用しているのは主にNDD方式というものです。
これは全世界でつながっているインターバンク市場にFXトレーダーを直接繋いで、取引をさせるというものです。

この方法では、FX業者はFXトレーダーの取引に介入することはなく、その場を提供してるに過ぎません。
そして業者は、そこで行われたFX取引に対するスプレッドから利益を得ることになります。

そのためFXトレーダーが損をしても得をしても、会社の利益には影響与えません。単純にFX取引をすればするほど、それに応じた利益が入ってくると言うわけです。

それに対し日本のFX業者が採用しているDD方式では、FXトレーダーを直接インターバンク市場につなげる事はしません。


その中間FX業者がディーラーとして仲介するという仕組みです。

この方法ではFXトレーダーからの注文は、一旦FX業者自らが決済します。
その後で利益が出そうな注文だけをインターバンク市場に流すのです。

一方、負けそうな注文はFX業者が手元で呑んでしまいます。
その結果、FXトレーダーが負けた場合には、その金額がそのままFX業者側の収益となってしまいます。

つまり国内のFX会社でトレードを行った場合、それは世界中のどこかにいる誰かとではなく、口座を開いた目の前のFX業者と取引をしていると言うことになるのです。

なぜ国内FXにゼロカットがないのか

このようなメリットの多いゼロカットシステムですが、日本のFX業者でゼロカットシステムを採用しているところは1つもありません。


それは下記のような理由があるからです。

  1. 日本国内では法律で禁止されている
  2. 取引方式が異なる
  3. レバレッジの倍率が異なる

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日本国内では法律で禁止されている

日本のFX会社がゼロカットシステムを導入していない最大の理由は、法律で禁止されているからです。
具体的には「金融商品取引法」の第38条や39条が該当します。

第三十八条の二 
金融商品取引業者等は、その行う投資助言・代理業又は投資運用業に関して、次に掲げる行為をしてはならない。二 顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為(損失補塡等の禁止)

第三十九条 
金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為

このように第38条と39条で、顧客を勧誘する時や損失が出た場合にそれを補填することが禁じられています。

ゼロカットシステムは、まさにFX業者がFXトレーダーの損失を補填するというサービスです。
そのため、法律上、国内ではこのようなサービスの提供ができません。

FXトレーダーが損失を出した時、FX業者側がその補填をするという事は、つまりFX業者側にリスクや負担が生じると言うことです。


そうした意味ではこの法律は、FX会社を守ると言う意図が強いと言えるでしょう。

それに対して外国ではそのような規制はありません。
寧ろFXトレーダーを守るため、想定外の損失が出た場合に業者側が補填をすることが主流となっているのです。
つまり日本では会社を守るために法律があり、海外ではユーザーを守るために法律があると言えるでしょう。

FX取引方式が異なる

国内のFX会社がゼロカットシステムに後ろ向きなのは、法律以外の事情もあります。
仮に法律が改正されたとしても、国内のFX会社がすぐにゼロカットシステムを導入するとは限りません。

その理由となるのは、先ほど説明しましたが、日本と海外とではFX業者が行う取引方法が異なるからです
業者の取引方法には、NDD方式とDD方式という2つの種類があります。

多くの海外の取引所が採用しているNDD方式では、FXトレーダーが損をしても得をしても、FX会社の利益には関係がありません。


スプレッドによる収益のため、必要なのはFXトレーダーが活発に売り買いすることになります。

しかし国内のFX会社が採用しているDD方式では、FXトレーダーが負けるほど業者の利益が膨らみます。
トレーダーの損失が広がり、会社の利益が増えていくような状況の中、果たしてそのFXトレーダーの損失を会社が補填しようと思うでしょうか?

それより、マイナスとなったFXトレーダーにその返済を求める方が、よほど会社の利益につながるでしょう。
そのため国内FX業者では、法律問題があってもなくても、ゼロカットシステムを導入する理由やモチベーションがないのです。

レバレッジの倍率が異なる

もう1つ、法律の面は置いておくとしても、国内のFX業者がゼロカットシステムを導入しないであろう理由があります。


それは国内ではレバレッジが最大25倍に制限されていることです。

このようなレバレッジが低い取引では、相場に変動があっても、想定外の含み損を抱えてしまう可能性は相対的に低くなります。


つまり海外FX業者のようなハイレバレッジの取引は国内では提供できないため、そもそもゼロカットシステムを導入する必要性がないとも言えるのです。

逆に海外のFX業者では、ゼロカットシステムを導入しなければならない理由があることもあります。


それは国によっては、ゼロカットシステムを導入することを義務化しているところもあるからです。
例えばヨーロッパでは、欧州証券監督局が地域内のFXトレーダーを保護するため、ゼロカットシステムの導入を業者に義務付けています。

また日本のFX業者であれば、その取引所を使っているFXトレーダーはほとんどが日本人となるでしょう。
しかし海外のFX会社の場合、その顧客となるFXトレーダーは世界各国に分けていることがほとんどです。
それらに対していちいち追証を請求していくのは非常に大変となることでしょう。

また支払いを拒否された場合、FX会社は裁判を起こすことになりますが、その際各国ごとに異なる法律に沿った対応をしなくてはなりません。


それは非常に無理があるでしょう。
仮に回収できたとしても、手間やコストを考えると赤字になってしまう可能性もあります。

ゼロカットのデメリット

次にゼロカットシステムのデメリットについて見ていきましょう。
基本的には、大きなデメリットというのは存在しません。


強いて言えば、下記のようなことに注意して利用するのが良いでしょう。

  1. ギャンブル的なFXトレードをしてしまう
  2. FX業者が倒産するリスクがある
  3. ゼロカットを反故にする悪質業者の罠
  4. 悪用として規約違反に問われる手法がある
  5. ボーナスが消滅する

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ギャンブル的なFXトレードをしてしまう

ゼロカットに慣れると、借金を負う危険がないことから、ついつい安心してハイリスクな取引をしてしまう可能性があります。


そうなってしまうと、投資というよりギャンブルに近い形になってしまうでしょう。

ゼロカットシステムがあったとしても、資金がゼロになってしまえば、そこで取引は失敗に終わってしまいます。

このような資金管理が不十分なやり方では、大きな利益を残す事はできません。
あくまでゼロカットシステムは最後の保険であると意識し、常に損失を最小限に抑えられるようにしておきましょう。

FX業者が倒産するリスクがある

ゼロカットが起きてしまった場合、FXトレーダーが抱える借金は、FX会社が負担することになります。
しかし、損失が極めて大きな総額となってしまった場合、業者が倒産してしまう可能性も捨てきれません。

実際、過去にはそのようにして業者が破綻してしまったこともあります。
そうなってしまうと、ゼロカットとは関係ないFXトレーダーにも影響が及ぶでしょう。
保有していたポジションがすべて強制決済となり、また入出金等もできなくなってしまいます。

つまりFX業者自身の体力や、万一に備えた体制も関わってくるということです。

ゼロカットを反故にする悪質FX業者の罠

本来あってはならないことですが、ゼロカットシステムを提供しているにも関わらず、いざとなったらゼロカットを発動させない業者も存在します。


これは先ほどのように、大きな損失が生まれ、業者が倒産の危機に瀕した場合に見られるものです。

例えば、スイスフランショックが起きた時、ゼロカットを実行せずに、残高がマイナスとなったFXトレーダーに追証を請求した業者がいます。


自身の倒産を避ける目的であるにせよ、FXトレーダー側にしてみれば冗談ではないでしょう。

悪徳なFX業者に騙されないよう、信頼度をよく調べる必要があります。

悪用として規約違反に問われる手法がある

中には、ゼロカットを目的としたFXトレードを禁じている業者もあります。
これに違反するとペナルティを受けてしまうので注意しなくてはなりません。

具体的には下記のような取引が、規約違反に問われる可能性がある手法です。
これらはゼロカットの悪用とみられ、口座が凍結されたり、得られた利益が没収されてしまうなどの厳しい処置も待っています。
あらかじめ利用規約を十分に確認しておきましょう。

  1. 複数の口座を使った両建て
  2. 窓埋めトレード

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複数の口座を使った両建て

まず注意しなくてはならないのが、複数の口座を使った両建てでしょう。

両建ては、ある口座で買いのポジションを持つのと同時に、それとは違う口座で売りのポジションを持つ手法です。
この手法を用いた場合、片方の口座で損失が膨らんでも、ゼロカットがあるので損失は一定内に収まります。
そしてその時、もう片方の口座では、大きな利益が出ていることになるでしょう。

例えば、両方の口座に1万円を投じ、反対のポジションを持ったとします。
そこで相場が動き、片方の口座で1万円を超える損失が発生したと考えましょう。


残高がマイナスになるので、そこでゼロカットが発動し、口座残高はゼロとなります。
つまり、1万円の損失です。

しかし、もう片方の口座では反対側のポジションを持っているため、1万円を超える利益が出ていることになるでしょう。
そこから更に大きく利益が伸び続けることも考えられます。


例えば10万円の利益が出たならば、もう片方の口座で生じた損失を引いても、9万円の利益が残ることになるわけです。

結果、総合的にはプラスとなりますが、代わりに業者の負担が大きくなってしまいます。
まさにゼロカットを使った不正な利益と言えるでしょう。

窓埋めFXトレード

もう一つのNGの手法が、窓埋めトレードと言われるものです。

これは相場が休みとなる週末の間に、大きな値動きに繋がる動きが出た場合に使われます。
すると、金曜日の終値と週明けの月曜日の始値の間に、大きな差が生まれるでしょう。

これを「窓を開ける」と言い、窓が開いた後の相場は、その窓を埋める方向に動くことが知られています。
この現象を利用するのが窓開けFXトレードで、高い勝率があると言われる手法です。

窓開けFXトレードは、必ずしも全面的に禁止されているわけではありません。
しかし、窓開けだけを狙って執拗に取引を繰り返した場合、ゼロカットの悪用に当たると判断されることがあるのです。

例えば金曜の時点で、特定の方向に10万円のポジションを持ったとしましょう。
そこで週末に窓を開けるような大きな事件などが起きると、週明けには大きな利益、もしくは大きな損失が発生しているはずです。

例えばそこで、30万円相当の損失が出たとします。
しかしゼロカットシステムがあるので、実際の損失額は10万円です。

そして次の週、今度は利益が出る方に窓開けが発生し、30万円の利益が出たとしましょう。
そこから先週の10万円の損失を差し引くと、20万円の利益が生まれることになります。
言ってみれば、時間を変えた両建て取引であり、窓開けを使うことで利益を大きくすることができるわけです。

FX取引ボーナスが消滅する

最後に、致命的というほどのリスクではありませんが、ゼロカットが執行されると残っていたボーナスも消滅してしまいます。

海外のFX業者では、口座登録や入金に応じてボーナスが受け取れることが珍しくありません。
しかし口座残金がマイナスになった時点で、そうしたボーナスも消滅してしまうのです。

自分で入れたお金ではありませんから、自分の損失になるわけではありません。
しかし自由に使えるボーナスがなくなってしまうわけですから、その点は気を付けておかねばならないでしょう。

ゼロカットを利用したFXトレード手法とは?

では、ペナルティを受けないようにしながら、ゼロカットを活用してうまく利益を上げる方法には、どのようなものがあるでしょうか。

FXでは、取引を終えるまでの時間の長さにより、いくつかの種類にかけることができます。
最も短いのは数秒から数分で取引を終えるスキャルピングです。


逆に長い方法では、数週間以上の期間を取る、スイングトレードやポジショントレードと言われる取引方法があります。

この中でゼロカットシステムをうまく使いこなすのに向いているのは、スキャルピングやデイトレードでしょう。
短い期間で取引が終わるので、リスクをコントロールしやすいからです。

このような短い期間での取引で、ハイレバレッジを活用して、大きなポジションを取ります。
それにより取引が成功した場合の利益額が大きくなるからです。

逆に失敗してしまうこともあるでしょう。
しかしゼロカットシステムにより、そこで生じる損失は、最悪でも口座に入れた金額で収まります。

ゼロカット採用の海外FX業者を選ぶ時のポイントとは?

ゼロカットを採用しているのは、海外のFX業者となります。
そこでどのような業者を選ぶようにしたら良いのかを解説していきましょう。


海外のFX業者で中止したい点は下記のようなものとなります。

  1. 分別管理による安全性
  2. 金融ライセンスを取得している
  3. 総合的な信頼が置ける

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分別管理による安全性

次に注意しなくてならないのは、資金管理の方法です。

ゼロカットシステムによる負担が大きくなると、最悪の場合、FX業者が倒産してしまいます。
そんな事態に備え、FXトレーダーから預かっている資金が、確実に管理されているかどうかを確認しましょう。

具体的には、預かった資産を分別管理や信託保全しているかどうかが問われます。
分別管理とは、FX業者が運営のための資金と顧客から預かった資金とを、分けて管理するという方法です。


また信託保全では、FX業者が銀行と連携し、FXトレーダーの資金を銀行が管理します。

これらの手法をとっていれば、万が一FX業者が破綻したとしても、FXトレーダーから預かった資金は問題なく返還される可能性が高いのです。


国内のFX業者では信託保全が義務化されていますが、海外FX業者ではそのような規制がないため、倒産すると預け入れた資金が返ってこない可能性があります。

金融ライセンスを取得している

また、金融ライセンスの取得も重要な見極めポイントです。

金融ライセンスは投資事業を行う企業に対して発行される許可証で、様々な国や地域が独自のライセンスを発行しています。
そのためライセンスを保有していることは前提条件となるでしょう。

さらに審査が厳しいところで取得したライセンスの方が価値があります。
例えばキプロスやイギリス等で発行されたライセンスを有していれば、非常に信頼性が高いと言えるでしょう。

総合的な信頼が置ける

もちろん、倒産リスクの少ない業者を選ぶ方が安全ですし、企業として体力があればゼロカットを反故にするようなこともしないでしょう。


そうしたFX業者を見極めるには、下記のような情報も役に立ちます。

  • 十分な顧客数と取引量を持ち、資金力がある
  • 長期にわたり運営され、過去の実績にも信頼が置ける
  • 情報公開に積極的で、公式サイトも充実している
  • サポートが堅実で、日本語にも対応している
  • 相場に急変があった時、適切なアナウンスを行っている

ゼロカットは、口座残高がマイナスになった時点で発動します。
もちろん可能であれば、その前に解決した方が損失は避けられるのでベターです。
また一般的にはロスカットが優先的に適用されるので、まずはゼロカットが適用される前の段階から説明します。

  1. 証拠金維持率50%でマージンコール
  2. 証拠金維持率20%でロスカット
  3. 証拠金維持率0%以下でゼロカットが発動
  4. 24時間以内に実際に適用される
  5. 証拠金維持率はMT4やMT5から確認できる

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証拠金維持率50%でマージンコール

口座の残高に対して含み損の合計が膨れていくと、証拠金維持率が下がってきます。
国内業者の場合は、100%や80%などが多いのですが、XMTradingでは50%が境界線です。

証拠金維持率が50%に達した時点で、メールでマージンコールが発せられます。
これはロスカットが迫っているというアラートです。


迅速に追加入金をすることで証拠金維持率が回復し、ロスカットの危険を遠ざけることができます。

証拠金維持率20%でロスカット

マージンコールの後も追加入金をせず、あるいはしてもそれ以上に相場が悪化し、証拠金維持率が20%を割り込むとロスカットが発動します。

これは強制的な損切りであり、保有しているポジションを失ってしまいますが、それでも口座残高がゼロになるわけではありません。
通常はここで一旦、取引のリスタートとなります。

なお、証拠金維持率の元になるのは、「口座の残高」「ボーナス」「含み益と含み損」の合計です。
消費される順番は、まずは残高、次いでボーナスとなります。
そこで残高とボーナスがともに0になった場合、最後に決め手になるのは、含み益です。

同一口座内で含み益のあるポジションが優勢であれば、証拠金維持率は一定以上に保たれます。

証拠金維持率0%以下でゼロカットが発動する

相場の急変にロスカットが対応できず、証拠金維持率が0%以下になると、緊急的にゼロカットが発動します。
分かりやすく言えば、口座残高がマイナスになった状態です。


ここで、保有している全ポジションは強制的に解消され、それまでの取引は一旦精算となります。

本来であれば、その前の段階でロスカットされているはずですから、相場は相当な荒れ場となっていることでしょう。
普段なら通る約定が成立しない状態になっているとも予想されます。

ただし、実際に口座残高に反映されるまでには、多少の時間差があります。
その間、残高表示はマイナスになったままですが、追証を請求されることはないので心配はいりません。

24時間以内に実際に適用される

ゼロカットが口座残高に反映されるまでの時間は、24時間以内となっています。
ただ混雑状況などによっては、比較的短い時間で適用されることもあります。

この時点で口座の残高は「0」にリセットされ、あらためて入金を行うことで取引が再開できます。

適用の際には、証拠金維持率の考え方と同じ順序で補填がされます。
口座内にボーナスが残っている場合、残高を超えたマイナス分が、ボーナスで相殺されるということです。

例えば、口座残高が10万円、付与されたボーナスが2万円分ある口座の取引を考えましょう。

ここで20万円の損失が出た場合、まずは残高の10万円が消費されます。
次いで、残りの10万円がボーナス分から引かれ、残高はマイナス8万円となるわけです。

仮に損失額が11万円であれば、残高の10万円が消費された後にボーナス分が使われます。
その結果、残高は「0円」、ボーナスが「1万円」となります。

注意が必要なのは、リセットされる前のマイナス残高の時に入金をすると、損失の補填に使われてしまうということです。
焦って入金してしまわないよう、注意してください。

証拠金維持率はMT4やMT5から確認できる

ゼロカットの決め手になる証拠金維持率は、下記のように簡単に確認できます。

  • MT4「ターミナル」>「取引タブ」
  • MT5「ツールボックス」>「取引タブ」

XMTradingのゼロカットでの基礎知識

最後に、ゼロカットに関する基礎知識をお知らせしておきます。

ゼロカットを受けても他の口座には影響しない

XMTradingでは複数の口座を持つことができます。
その中の1つの口座がゼロカットを受けたとしても、他の口座には影響しません。

別の口座から勝手に資金が補填されてしまうことはないので、安心してください
複数の口座に資金を振り分けておくと、リスクを分散させられるのでおすすめです。

複数口座での両建てに注意する

XMTradingでは簡単に複数の口座を持てる反面、容易に両建て取引ができてしまいます。
悪意がなくても、いつの間にか両建て取引になってしまう可能性があるので、注意してください。

最悪の場合、ゼロカットの恩恵を受けられず、追証が発生してしまうことも考えられます。

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