FXの両建てとは?海外FXで禁止の理由、トレード手法を解説
両建てとは
FXの両建てとは、同じ通貨ペアで「買い」と「売り」ポジションを同時に保有することです。
買いと売りのポジションを保有すると価格が動いた場合、片方が含み益、もう片方が含み損になり、損益は相殺されます。
例えば、米ドル円が130円のときに両建てでエントリーしたとします。
その後、135円まで値上がりした場合、買いポジションは5円分の含み益、売りポジションは5円分の含み損がある状態です。
どちらのポジションを決済しない限り、損益はプラスマイナスゼロが続きます。
一見、利益が出ない手法に見えるかもしれませんが、使い方を工夫することでリスクを抑えながら利益を得る手法になり得るのです。
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両建ての利用シーンと使い方
両建ては様々な場面で利用されますが、特に力を発揮するのは以下のような時です。
- どちらに相場が動くか予測できないとき
- 重要な経済指標発表時など相場が乱高下しやすいとき
- 含み損を抱えているとき
- スワップポイント狙いの投資をするとき
両建ては決して最大限に利益を伸ばすための手法ではありません。
どちらかというと、リスクヘッジのために使うことが多い手法です。
例えば上がると予想して「買いポジション」を持ったとします。
このとき「どんどん損失が大きくなったらどうしよう」といった不安な気持ちを抱えたりするでしょう。
このときに、リスクヘッジとして両建てをしておくことで、不安な気持ちを抱えずに落ち着いて取引することができます。
ただ、同じタイミングで決済してしまうとプラスマイナスゼロになってしまうので、決済タイミングは工夫しなければいけません。
重要な経済指標発表時など相場が乱高下しやすい場面では、「買い」と「売り」どちらでも利益を出せる可能性があるので狙い目です。
両建てのメリット
まずは、FXで両建て取引をするメリットから見ていきましょう。
両建てのメリットは以下の4つです。
- 急な為替変動にも対応できる
- スワップポイントによる利益が期待できる
- 税金対策になる
- 取引に必要な証拠金を抑えられえる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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急な為替変動にも対応できる
為替相場は、リアルタイムで変動しており読めない動きをすることも多いです。
予想と反対に動いてしまった場合、大きな損失を抱えるリスクがあります。
そんな時に両建てによって「買い」と「売り」のどちらのポジションも保有しておけば、急な為替変動が起きても、一方の損失をカバーすることができます。
例えば、上がると判断して「買いポジション」を持った後に、すぐに下落し始めると不安になるでしょう。
そこで同時に「売りポジション」も持つことで、損失の拡大を防ぐことができるのです。
特に経済指標や要人発言等で、大きな為替変動が起こりやすいときには両建てをしてリスクヘッジをしておくのがおすすめです。
スワップポイントによる利益が期待できる
両建てはスワップポイントによる利益が期待できます。
スワップポイントとは、2つの国の金利差のことです。
金利の低い通貨を売り、金利の高い通貨を買うことで、毎日スワップポイントを獲得できます。
1つのFX業者で両建てをしても、価格変動による損益は相殺されるため、為替差益を得ることはできません。
しかし、2つのFX業者で両建てを行えばスワップポイントによる利益が期待できます。
税金対策になる
両建てを活用することで税金対策にもなります。
FX取引でポジションを決済して、利益が発生するとその利益に対して税金が発生します。
例えば、含み益の未決済ポジションを持っている場合、未決済のままにしておけば課税対象にはなりません。
しかし、未決済のままだと、相場の変動によって損失が出てしまう可能性があります。
そこで、両建てを活用することで、未決済のポジションの利益を確保できるのです。
逆に、含み損の未決済ポジションを持っている場合、年内に決済すると損失が確定するので、税金は発生しません。
しかし、未決済のまま翌年まで持ち越せば、翌年に利益が出たときに利益と損失を相殺できるので、損失繰越が可能です。
さらに、両建てを活用することで、損失額を大きくせずに決まった損失額に抑えることもできます。
取引に必要な証拠金を抑えられる
両建ては「買い」と「売り」ポジションを同時に保有するため、両方に証拠金が必要と考えるでしょう。
しかし、片方のみの証拠金だけで良いとされているのが一般的です。
例えば、米ドル円で買いポジションを1Lot、売りポジションを1Lot持つとした場合、本来2Lot分の証拠金が必要になると考えるかもしれません。
ただ、多くのFX業者では、1Lot分の証拠金で両建てを行えるのです。
本来の半分の資金で取引できるので、資金効率が高まり、効率的に運用できます。
両建てのデメリットは
両建てにはメリットだけではなく、デメリットもあります。
主なデメリットは以下の3つです。
- ロスカットされやすい
- スプレッドが増える
- スワップポイントによる損失リスクがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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ロスカットされやすい
両建てはロスカットされやすくなります。
ロスカットとは、FX業者が定める証拠金維持率を下回った場合に現在保有しているポジションを強制的に決済することです。
メリットの「取引コストを抑えられる」でも紹介したとおり、両建てを行う場合でも片方の証拠金だけで良いとされている場合が一般的です。
しかし、中には両建てを行うには2倍の証拠金が必要になる業者もあります。
2倍の証拠金を使うと少しの為替変動でもロスカットされる可能性が高くなるのです。
両建てを活用するなら、ロスカットされないためにも余裕を持った証拠金を用意しておくことが大切です。
スプレッドが増える
FX取引では、取引毎に必ずスプレッドという取引コストが発生します。
両建ては「買い」と「売り」どちらの注文もするため、通常の2倍のスプレッドがかかってしまうのです。
スプレッドはFX業者やスプレッドによって異なります。
両建てを行う場合は、できるだけスプレッドが狭いFX業者を選ぶことが大切です。
なお、長期的にポジションを保有するのであれば、スプレッドをそこまで気にする必要はないでしょう。
スワップポイントによる損失リスクがある
両建てはスワップポイントで利益を出せる可能性がある一方で、損失リスクもあります。
スワップポイントはFX業者や通貨ペアによって異なりますが、基本的に両建てをするとマイナスになります。
つまり、両建てをするとマイナススワップを毎日支払う必要があることを理解しておかなければいけません。
長期的に両建てを行う場合、スワップポイントのコストを把握しておくようにしましょう。
両建てを活用したトレード手法
両建てのメリット・デメリットを理解したところで、両建てを活用したトレード手法をご紹介します。
今回紹介する両建て手法は以下の3つです。
- 同一口座内での両建て
- つなぎ売り
- スワップポイントを狙った両建て
中には両建てを禁止しているFX業者もあるので、必ず確認が必要です。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
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同一口座内での両建て
同一口座内での両建ては、基本的にどのFX業者でも禁止されていません。
例えばXM(XMTrading)で1つの口座を開設したとします。
- ドル円の買いポジションを保有する
- 同一口座内でドル円の売りポジションを保有する
このような両建てのみ認められています。
同一口座内での両建ては、重要な経済指標発表時など、相場が乱高下する時に活用するのが一般的です。
経済指標が発表される前にあらかじめ両建てをしておき、発表後に上がったら買いポジションを決済、下がったら売りポジションを決済します。
このとき、含み損を抱えているポジションは、相場が落ち着いてから決済します。
つなぎ売り
つなぎ売りは、決済のときに逆ポジションを保有するトレード手法です。
為替変動に合わせて「買い」と「売り」を使い分けることで、リスクヘッジをしながら利益を狙うことが可能です。
例えば、買いポジションを保有したとします。
次に、相場が上昇したら買いポジションと同じ数量の売りポジションを持ち、相場が下落したら売りポジションを決済します。
さらに上昇したら、最初の買いポジションを決済するという手法です。
つなぎ売りを繰り返すことで、相場がどちらに動いても利益を出すことができます。
このつなぎ売りは含み損を利用して利益を狙えますが、失敗すると大きな損失を抱えるリスクがあります。
スワップポイントを狙った両建て
スワップポイントを狙った両建ても人気手法のひとつです。
基本的に、同じ通貨ペアの「買いスワップ」と「売りスワップ」を合わせるとマイナスになります。
ただ、以下の条件を満たす通貨ペアであれば、両建てで利益を狙うことが可能です。
- 金利の変動が少ない
- 買いと売りのスワップポイント合計がプラス
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両建てをするときの注意点
ここでは、両建てをするときの注意点をご紹介します。
主な注意点は以下の3つです。
- 両建てを禁止しているFX業者もある
- 大きな利益が期待できない
- 金利が変動するリスクがある
1つずつ詳しく見ていきましょう。
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両建てを禁止しているFX業者もある
一般的に、海外FX業者では両建てが禁止されていることが多いです。
規約で禁止されているFX業者で両建てを行うと、規約違反で口座凍結の対象となります。
口座凍結されると、せっかくの利益が没収されてしまうリスクがあります。
FX業者によって両建てのルールが異なるので、必ず確認しましょう。
XM(XMTrading)も、同一口座内の両建てのみ認めています。
一方で、他口座や他の業者との両建ては禁止していますので注意が必要です。
大きな利益が期待できない
両建ては、リスクを分散できるメリットがある反面、あまり大きな利益は期待できません。
「買い」と「売り」どちらも保有するということは、相場が動いた時に片方がプラスで、もう片方がマイナスになります。
そのため、FXで多少のリスクを覚悟で大きな利益を狙いたい人には、おすすめしません。
一方で、利益は小さくても良いから、損をしないように手堅く運用したい人にはおすすめの取引方法です。
金利が変動するリスクがある
スワップポイント(金利)は定期的に変動しています。
特にメキシコペソやトルコリラなどの高金利通貨は、スワップ狙いの投資家に人気がありますが、スワップの変動も激しいです。
スワップポイント狙いの両建ては基本的に放置しますが、放置しすぎるとスワップの変更に気付かず、毎日損失が発生するということも十分考えられます。
このようなリスクを回避するためにも、両建てを行ったら、定期的にスワップポイントの状況を確認することが大切です。
仮にスワップ変動によって利益が期待できない場合は、他の通貨ペアに切り替えたり、戦略を変える検討をした方が良いでしょう。
両建てができる海外FX業者のおすすめは?
両建てができる海外FX会社はXM(XMTrading)です。
XM(XMTrading)は、同一口座での両建てを認めています。
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FXの両建てに関するよくある質問
ここでは、FXの両建てに関するよくあ質問をまとめています。
国内FX業者の大半は両建てが可能なのに、海外FXでは禁止されているのはなぜ?
ちなみに、国内FX業者の大半は両建てが可能なのに、なぜ海外FX業者では両建てに厳しいルールがあるのでしょうか?
その理由は、海外FXで採用されているゼロカットシステムにあります。
ゼロカットシステムとは、急激な価格変動により、ロスカットが間に合わなかった際に発生する追証を防ぐための仕組みのこと。
ゼロカットを採用している海外FX業者では、このシステムのおかげで借金を背負う心配がありません。
ただ、このゼロカットシステムですが、両建てと組み合わせることで、含み損を帳消しにしながら大きな利益を上げることが可能となります。
そのため、ゼロカットシステムを採用している海外FX業者では、基本的に同一口座同士以外の両建ては規約で禁止としているのです。
別々の海外FX業者の口座を利用すれば両建てはバレない?
結論、海外FXの別業者の口座を利用して行なった両建てもバレます。
なぜなら、海外FXではMT4/MT5などの共通の取引プラットフォームが使われており、他の業者の取引履歴も照会できるためです。
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Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁(FSA)により規制されています。
Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)より、規制されています。
TPS Management Limitedの所在地は、Steliou Mavrommati 80B, Agios Pavlos, 2364, Nicosia, Cyprusです。 TPS Management LimitedはTradexfin Limitedが完全に所有しています。
リスク警告: FXおよびCFD商品取引には投資元金を失う非常に高いリスクが伴います。
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