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海外FX業者でドル建て口座を作るメリットとデメリット、円建て口座との違いとは徹底解説

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目次

海外FX業者で口座開設するとベース通貨を設定しなければならない

海外FX業者で口座を作成すると、まず最初にベース通貨を選択しなければなりません。


ベース通貨とは、FX口座へ入金する通貨で、FX業者の画面上で表示される通貨です。

ベース通貨には次のような特徴があります。

  1. 日本円かドル建てが基本
  2. ユーロや豪ドルも多い
  3. 入出金と表示が異なる

それぞれ詳しく解説していきます。

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日本円かドル建てが基本

ベース通貨にできる通貨はFX業者によって異なりますが、ドルは全てのFX業者でベース通貨となっています。


ドルは世界の基軸通貨ですので、どの海外FX業者でもドルをベース通貨としたFX口座が基本。

また、日本円も多くの海外FX会社でベース通貨とすることができます。
日本人のお客様であれば、日本円かドルをベース通貨とするのが基本でしょう。

特段こだわりがないのであれば、円またはドルをベース通貨とした海外FX口座を作成するのがオーソドックスです。

ユーロや豪ドルも多い

海外FX会社によってはユーロや豪ドルもベース通貨として登録することができる場合もあります。
ユーロ表示などの方が都合が良いという人や、ドル以外の他の通貨で為替差益を得たいという場合にはユーロや豪ドルなどの通貨をベース通貨としてもよいでしょう。

入出金と表示がベース通貨建てになる

ベース通貨が入出金する通貨になり、海外FX業者の画面上で表示される通貨になります。
例えば、ベース通貨がドル建てのFX口座であれば、FXの画面上で表示される資産額や損益もドル建てで表示されることとなります。

円建てであれば日本円での入出金、ドル建ててあればドル建てでの入出金というようにFX口座を作成することができます。

原則的に日本のFX業者は日本円での口座しか作成することができません。
しかし、海外のFX業者はドル建てでの口座を作成することができますが、なぜわざわざドル建てで作成する必要があるのでしょうか。

次はドル建て口座と円建て口座の違いについて紹介していきます。

ドル建て口座と円建て口座の違いは

ドル建て口座と円建て口座には主に以下の3つの違いがあります。

  1. 画面の表示が異なる
  2. 入出金時に為替レートの影響を受けるかどうか
  3. 入出金時の為替手数料

どの通貨で表示されるかという、外形上の違いはありますが、最も大きな違いは為替レートの影響を受けるかどうかです。
ドル建て口座と円建て口座の3つの違いについて詳しく見ていきましょう。

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画面の表示が異なる

まず異なるのが、画面の表示です。


ドル建て口座であれば、利益や総資産はドル建てで表示されます。

「ドル建てでは分かりにくい」という人は円建ての方がよいですし「他のFX会社と合わせてドルで収益を管理したい」という人はドル建てのFX口座を作成すればOKです。

画面表示を直感的に理解できるかはトレードをする上で非常に重要です。
FXは瞬間的に変動する為替相場を相手に、瞬時に注文を出して利益を出すものです。

そのため、ドル建てにしたことによって「円換算だとどのくらいになるのだろう」などと考えていたら利益は出せません。
ドル建てにしたことによって分かりにくくなるくらいであれば、円建てとしておいた方がよいです。

入出金時に為替レートの影響を受けるかどうか

ドル建て口座と円建て口座の最も大きな違いは、入出金時に為替レートの影響を受けるかどうかという点です。

例えば、海外FX口座に100ドル入金した時のドル円レートが100円だった場合、日本円では100ドル×100円=10,000円を入金しなければなりません。
海外FX口座から100ドル引き出す際に、ドル円が110円だった場合には11,000円になります。

為替の変動によって利益が出ることを為替差益と言いますが、このケースではドルベースでの利益は出ていないにも変わらず、為替差益によって1,000円の利益を獲得できています。
逆に100ドルの入金が110ドルの利益になったとしても、出金時に1ドル90円になった場合には9,900円の入金しかなりません。

せっかくFXトレードで利益を獲得できたとしても、為替の変動によっては損失になってしまうこともあります。


ドル建て口座の場合には、FXでの取引の損益の他に為替レートの影響も受けるため、利益が出るにせよ、損失が出るにせよ為替の影響を受けることになってしまいます。

為替で利益を狙うこともできますが、為替が気になってFXトレードに集中することができないという人もいるでしょう。
そのような人は為替の影響を受けずにFXトレードだけに集中することができる、円建ての口座を作成して置いた方がよいかもしれません。

入出金時の為替手数料

日本のお客様が日本円からドル建て口座へ入金する場合、またはドル建て口座から日本円で出金する場合には、入出金時に為替手数料が発生します。
例えば、メガバンクの為替手数料は1ドルあたり以下の手数料が発生します。

スクロールできます
銀行窓口インターネット
三菱UFJ銀行1円0.25円
三井住友銀行1円0.5円
みずほ銀行1円0.4円

三井住友銀行のインターネットバンキングで1,000ドルを円に交換する場合には、1,000ドル×0.5円=500円の為替手数料が発生してしまいます。
こちらも、最初から円建て口座で取引をしていれば発生しなかったコストですが、ドル建て口座を選んだことによって不要な費用が必要に。

ドル建ての口座は円ではなくドルを必要とする人、普段からドル建ての銀行口座を持っている人でないとデメリットのほうが大きいかもしれませんね。

ちなみに、どうしても海外FX会社へドル建て口座を持ちたいのであれば、出金先銀行としてネット銀行の口座を持っておくのがよいでしょう。

主なネット銀行の為替手数料は以下の通りです。

スクロールできます
銀行窓口
ジャパンネット銀行0.05円
楽天銀行0.25円
住信SBIネット銀行0.04円

ご覧のように、例えばジャパンネット銀行の為替手数料は1ドルあたり0.05円ですので、三井住友銀行銀行の10分の1の手数料となります。

頻繁に日本円で出金しなければならない人がドル建て口座を持つことはおすすめできませんが、いざ出金するときのためにネット銀行口座は所有しておいた方がよいでしょう。

ドル建て口座がおすすめの人とは?

ドル建て口座がおすすめの人は主に以下の人です。

  1. 為替差益も狙っている人
  2. 普段からドルに接している人

ドル建て口座が向いている人を詳しく解説していきます。

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為替差益も狙っている人

前述したように、ドル建て口座では為替差益も得ることができる場合もあります。


例えば、10,000円入金した日本円がトレードによって11,000円になれば1,000円の利益です。

一方、1ドル100円の時に10,000円分である100ドルを入金して、取引によって110ドルになった時、為替レートが1ドル110円になった場合、110ドル×110円=12,100円になります。
このように、ドル建て口座にすることによって、FXでのトレードに加えて為替差益を期待することができるので、さらに大きな利益を狙えます。

FXでより多くの利益を獲得したいという人は、ドル建て口座を選択するとよいでしょう。
もちろん、為替差損が出てしまえばトレードの利益が無くなってしまうか、損失が広がってしまうというリスクは覚悟する必要があります。

普段からドルに接している人

普段からドルに接している人はドル建て口座の方がよいかもしれません。


日常生活でドルを使用しているのであれば、ドル建てでFX会社の画面が表示されても何も不都合を感じないでしょうし、むしろ見やすいと感じる人も多いでしょう。

むしろ、このような人は世界最強の基軸通貨であるドルを持っていた方が安心ですし、利便性も高いです。
普段からドルに慣れており、ドル預金やドル決済をしているという人は海外FX業者の口座もドル建てにすることに向いている人です。

国内銀行入出金に対応している海外FX業者

円建てで海外FX業者の口座を保有するのであれば、国内銀行の入出金に対応している業者へ口座を作成するのが便利です。

ほとんどの海外FX業者は日本の銀行口座を持っていませんから、決済代行会社を経由して日本の銀行口座への送金を可能にしています。
円建て口座であれば、日本の銀行口座へスムーズに入金することができ、手数料を安いので非常に便利です。

主だった海外FX業者の中で国内銀行への入出金に対応しているFX業者は以下の通り。

  • Axiory
  • XM
  • BigBoss

海外FX業者の中で日本の銀行への入出金に対応している業者はそれほど多くありません。

海外のFX業者を選択する基準として「日本国内の金融機関への入出金に対応しているかどうか」というのは非常に大切な基準です。
海外FX業者の口座を作成する人は、国内銀行との入出金に対応しているか否かで利用する業者を決めるのもよいでしょう。

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まとめ:ドル建て口座にするかどうかは慎重に

海外FX業者はベース通貨をドル建てにすることができますし、FX業者によってはユーロなど、その他の通貨とすることも可能です。

ドル建て口座にするメリットは、為替差益が狙えることの他、取引画面がドル建ての表示になることなどを挙げることができます。

ただ、注意しておいてほしい点としてドル建ては、「円建て表示よりもわかづらい上、為替差益が狙えるということは為替差損よりリスクもある」ということ。

無理してドル建て口座を作っても、表示が直感的にわからないのであればFXトレードには不利です。
為替が気になってFXトレードに集中できないこともあるでしょう。
ドル建てにするか否かは、慎重に考え、背伸びするくらいであれば円建てにした方がよいかもしれません。

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