海外FXのアービトラージの勝率は?禁止されているけど違法性はある?
アービトラージとは何?
アービトラージとは、2つの通貨の価格差を利用して利益を出す方法です。
「さや取り」や「裁定取引」とも呼ばれています。
このアービトラージを使えば、理論上は必ず利益が出るFX取引が可能です。
国内FXは制度の性質上、アービトラージは原則行えません。
海外FXの場合、基本的にアービトラージは利用可能ですが、禁止にしている海外FX業者も存在します。
また、アービトラージの種類によって禁止になっており、口座凍結や出金拒否などのリスクもあるので、規約を理解した上で行いましょう。
アービトラージの4つの種類とは?
アービトラージには大きく分けて4つの種類が存在します。
- FX業者間アービトラージ
- スワップアービトラージ
- 3通貨アービトラージ
- ボーナスアービトラージ
それぞれ特徴が異なるので、ひとつずつ解説していきます。
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①FX業者間アービトラージ
FX業者間アービトラージとは、「FX業者間のレートの提示の微妙な時間差」を利用して、価格差を狙う手法のこと。
別名「レイテンシーアービトラージ」と呼ばれます。
レイテンシーとは「わずかな遅れ」という意味です。
例えば、「海外FX業者X」と「海外FX業者Y」が存在します。
レートの変動が以下の通り行われるとしましょう。
09:00:00 | 09:00:01 | 09:00:02 | 09:00:03 | |
海外FX業者X | 90.0 | 90.15 | 90.30 | 90.35 |
海外FX業者Y | 90.0 | 90.5 | 90.10 | 90.30 |
このように、価格変動の反映がFX業者によって早かったり遅かったりすることで、微妙な時間差が発生します。
今回の場合で言えば「09:00:02」の時点で0.20の価格差が発生しているので、業者Yで購入すれば差益で儲けが出る仕組みです。
業者が嫌う手法のため、口座凍結のリスクが存在します。
②スワップアービトラージ
スワップアービトラージは、名前の通りスワップポイントの差を利用して利益を出す手法です。
アービトラージの中で1番有名な手法となります。
スワップポイントとは「金利が異なる2種類の通貨の売買で発生する、金利差調整額」のことです。
手法としては、スワップポイントが大きいほうで買いポジションを取り、スワップポイントが小さいほうで売りポジションを取ります。
具体例を挙げましょう。
- FX業者A
買いのポジションのスワップポイントが105円 - FX業者B
売りのポジションのスワップポイントが-100円
上記のケースでは、両建てすることで毎日、5円のスワップポイントが発生し利益となります。
このようにして同通貨ペアの買い・売りポジションのスワップポイントの差がプラスになれば、スワップアービトラージが可能です。
スワップアービトラージを行うときは、口座凍結などのリスクを避けるために、FX業者の両建ての規約を確認するようにしましょう。
③3通貨アービトラージ
3通貨アービトラージは、別名「トライアングルアービトラージ」「三角裁定取引」などと呼ばれています。
簡単に説明すると、3つの通貨ペアの為替相場の価格差で利益を出す手法です。
例えば、日本円を10,000円所有している状態で、円・ドル・ビットコインで3通貨アービトラージを行うケースで説明します。
- 日本円10,000円でドルを購入(10,000円→$95)
- ドルでビットコインを購入($95→0.0085BTC)
- ビットコインで円を購入(0.0085BTC→10,500円)
3つの通貨を経由することで500円の利益を獲得しました。
しかし、多くの場合は、取引の回数が増える分取引手数料が多く発生して利益以上に手数料のほうが多くなってしまいます。
④ボーナスアービトラージ
ボーナスアービトラージとは、両建てを利用して海外FX業者から受け取ったボーナス(口座登録・入金ボーナス)を別の海外FX業者に移動させる手法です。
具体例を挙げてみましょう。
- 業者Aに10万円入金。入金ボーナスで10万円獲得
- 業者Bに10万円入金。入金ボーナスで10万円獲得
- 業者Aは買い、業者Bは売り、同じロットを建てる
相場が変動するのを待てば、どちらか片方の口座残高は「0円」もう片方は「40万」になります。
両建てをしているので、レートが変動しても損益は0円です。
入金した時点で既に、ボーナスで20万円の利益が発生しています。
しかし、実際にはボーナス分の出金はできないことが多いです。
それでも、海外FX業者Bからは30万円の現金が引き出せるので、最初の自己資金よりも10万円プラスの出金ができます。
ただし、ほとんどの海外FX業者で禁止されているので注意しましょう。
海外FXでのアービトラージは勝率が高い
先ほど紹介した4つの中でも「スワップアービトラージ」は他に比べて勝率が高いと言えます。
理由としては、ほとんどのFX業者間で価格の差異が発生しているためです。
買いスワップと売りスワップの価格差があるものを見つけてしまえば、あとは毎日スワップポイントが付与され利益が発生します。
ただし、スワップポイントが変わる場合があることや、2つの口座をエントリーするため証拠金も2倍必要になるなど注意も必要です。
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スワップポイントのまとめブログを確認しよう
スワップアービトラージを行うために、1社ずつFX業者のスワップポイントをチェックする場合、多くの時間と労力を費やします。
勝率は高くても1日あたり数百円程度しか稼げません。
スワップアービトラージを行うときは、FX業者ごとに買いスワップと売りスワップをまとめているブログなどを参考にしながらFX取引を行いましょう。
アービトラージの3つの注意点とは?
ここまでアービトラージについて解説してきました。
実際にアービトラージをやるときに確認しておかなければならない注意点が3つ存在します。
- ブリッジ
- スワップアービトラージ
- 多くの資金が必要
それぞれ詳しく説明していきます。
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①海外FXではブリッジに注意する
アービトラージを行う場合は、ブリッジについて理解していなければなりません。
ブリッジとは「リクイディティブリッジ」とも呼ばれている、代行業を行っている会社のことです。
異なるFX業者で両建てをしていても、使用しているブリッジが一緒であればサーバーは同じ。
業者間アービトラージをしていることがブリッジ経由で判明し、口座凍結や出金拒否などペナルティにつながるケースが存在します。
ブリッジを使わずに注文処理を自社で行っているFX業者も存在するため、ブリッジが使われているかチェックしてペナルティを回避しましょう。
②スワップアービトラージに注意する
スワップアービトラージは通常の場合、利益が少ないため「ハイレバレッジ」をかけることが主流です。
そのため、あらかじめポジション目標額の設定が重要となります。
スワップポイントの含み益目標額の前にロスカットしてしまわないよう、逆指値を入れて損切り設定しておきましょう。
③多くの資金が必要になるので注意する
アービトラージで利益を得る場合は、多くの資金が必要となります。
業者間アービトラージの場合は、FX業者間の価格差が少なく、少額の投資だとあまり利益が発生しません。
他のアービトラージも同様、資金が多いことが大きく稼ぐ前提条件となります。
海外FXでアービトラージは禁止?実は違法ではない
アービトラージは違法なのではないかと思う方もいますが、アービトラージは違法ではありません。
しかし、海外FX業者によってはアービトラージを禁止事項にしている場合もあるため、注意が必要です。
ボーナスを悪用した両建ては禁止
口座登録ボーナスや入金ボーナスを使ったボーナスアービトラージは、基本的に禁止されています。
こっそりボーナスアービトラージをしても、大抵の場合はばれてしまいます。
海外FXの多くが「MT4」や「MT5」といったシステムを使っているので、FX口座が違ってもIPアドレスで特定できてしまうためです。
禁止されていることがほとんどなので、ボーナスアービトラージはしないことをおすすめします。
FX業者間をまたいだ両建てアービトラージは禁止の場合も
2つの業者を利用して行う両建てを使ったアービトラージを禁止しているFX業者も多く存在します。
両建てを行うと値動きの影響を受けなくなり、フェアなFX取引ではないためです。
禁止しているFX業者が多いため、両建てを駆使したアービトラージはしないようにしましょう。
FX業者によっては重いペナルティ
万が一不正がばれてしまった場合、FX業者によっては口座凍結や出金拒否など厳しいペナルティを課せられることがあります。
アービトラージを行うときはFX業者の利用規約をしっかり確認しましょう。
まとめ:海外FXにおけるアービトラージは注意が必要
ここまで、アービトラージについて解説してきました。
アービトラージのトレード手法は4種類、それぞれ特徴があります。
中には、ボーナスアービトラージのように禁止されているアービトラージも存在するため、使用するときは注意が必要です。
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