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海外FXで使われる呑み行為とは?徹底解説します

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目次

海外FXでよく使われる呑み行為とは何か?

FXでの“呑み行為”について解説していきます。

まず、FX業者はお客様から注文を受けたら、インターバンク(銀行間取引市場)に注文内容を取次ぐことでお客様の注文を成立させます。


取次時の手数料をスプレッドと呼び、このスプレッドがFX業者の利益となるのです。

しかし、お客様がFX業者に対して注文した内容をインターバンクに取り次がずに、そのままFX業者内で完結させてしまうことがあります。

お客様から受けた注文の通貨が値上がりすれば業者が値上がり分を支払います。
しかし、買った通貨が下がった場合には下がった分をFX業者が自分たちの利益にしてしまいます。

このように業者が注文内容を取り次がずに、そのまま取引を成立させてしまうことを呑み行為と呼びます。

ちなみに”呑み行為”と言った言葉は俗語であり、正式な表現ではありません。


しばしばFX界隈では、呑み行為を行っていないFX業者や証券会社を”A-book”、呑み行為を行っているFX業者や証券会社を”B-book”と呼ぶことがあります。


これらもまた”呑み行為”と同じく俗語であり、正式な表現ではありません。

B-book業者は悪ではない

FX初心者の方はB-book業者を悪なのではないか?と勘違いしてしまう方もいるかもしれません。
実は、B-book業者は悪ではないのです。

そもそも、国内外問わず日本の金融庁に当たる行政機関は、B-Book業者である事を認めた上でライセンスを発行している場合がほとんどです。


実際に、国内外のFX業者の実に9割がB-bookと呼ばれる業者に当たります。

このことからB-bookが悪ではないのは明白です。
ではなぜ、B-bookは悪ではないのでしょうか?

B-book業者は、お客様がFX業者に対して注文した内容をインターバンクに取り次ぎせずに、そのままFX業者内で完結させているだけですよね。


つまり、お客様側からするとA-bookだろうがB-bookだろうが自己の取引において損益はほとんど変わらないのです。

※ただし、約定拒否やスキャルピングの禁止など、一定の制限が応じることで完全にA-bookと同条件にはなりません。

あくまでも、FX業者が内部で勝手に行っているだけ、損をするのも得をするのもFX業者単体での話になってくるのです。

なぜ、B-bookのように揶揄されるようになってしまったかの経緯を簡単に記述しますと、そもそもFXに詳しくない一般人が広めたと言われています。


A-bookやB-bookのように業界用語を使用することで知識人ぶった事が、これらの俗語を産んだのです。

海外FXの呑み業者の見分け方

FX業者が呑みFX業者かどうか確実に判断する方法はありません。


しかし、FX業者の特徴によってある程度予測することは可能です。

  1. 口座開設や入金に伴うボーナスの内容
  2. 指値で決済したときの約定価格
  3. 通貨価格の小数点以下の桁数

それぞれ解説していきます。

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FX口座開設や入金に伴うボーナスの内容

そもそもなぜ呑み行為を行うのでしょうか?
それはお客様の負ける金額の方が勝つ金額よりも大きいからです。

呑み行為を行えば、お客様が負けた金額がそのままFX業者の利益となるので当然といえば当然。
従って、FX業者はとにかく口座開設や口座への入金をさせたがる傾向にあるため、口座開設や初回入金ボーナスが充実しているのです。

逆指値で決済したときの約定価格は?

呑み行為の特徴の一つとして、お客様の損がFX業者の利益となることが挙げられます。
つまり、FX業者としてはできるだけお客様に不利な取引をさせたいわけです。

その一例が、お客様が逆指値を入れたときの約定価格に現れることがあります。
逆指値とは、指定した条件よりも金額が高くなったら買い、安くなったら売るという約定方法です。

一方で、特に条件を指定せず都度約定させていくことを成行注文と呼びます。


成行注文と約定注文では成行注文が優先されるため、お客様に不利な取引をさせたい業者は逆指値注文の内容よりも不利な条件で約定させてしまうことも。

このようなルールがあるために、逆指値注文が不利な条件で約定された業者すべてが呑み業者というわけではありません。
しかし、このようなことが多発すると呑み業者である可能性は高くなります。

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通貨価格の小数点以下の桁数

インターバンクの通貨レートは日本円であれば小数点第2位、他の国の通貨であれば小数点第4位までの表示となっています。


A-book業者の価格レートはインターバンクの価格に準拠しますので、当然小数点以下の表示もインターバンクの表示と同じレートです。

しかし、B-book業者はその業者独自のレートを採用しているため、通貨の小数点以下が第3位や第5位まで表示されていることがあります。


この小数点以下の表示によって、呑み行為を行っているか否かが判断できますね。

海外FXで呑み業者を利用するメリット・デメリットとは?

ここまで呑み行為とそれを行っている業者について一通り解説してきました。

ここからは呑み行為を行っている業者でもそうでない業者と比較してメリット・デメリットを解説していきます。

海外FXで呑み業者を利用するメリットは?

呑み業者を利用するメリットは主に以下の通りです。

  • 狭いスプレッドで取引できることが多い
  • 口座開設ボーナスや入金ボーナスが充実していることが多い

呑み業者はお客様に入金して頂くためにボーナスを充実させていたり、取引回数を増やすためにスプレッドを狭くしたりしています。

FXに自信のある人にはおすすめです!

海外FXで呑み業者を利用するデメリットは?

呑み業者を利用することでのデメリットは、指値注文したときに指定した条件で約定されない場合があることでしょう。

スキャルピングなどの一瞬を争う取引をされている方にはおすすめできません。

まとめ:海外FX業者はメリットも大きいがリスクもある

国内外を問わず呑み行為を行なっているFX業者がほとんどです。
今回の記事でご紹介した見分け方などを使って、優良なFX業者を見つける努力をしましょう。

また、呑み行為を行なっているFX業者を使うメリットもたくさん存在します。
あなたにとって有利に働く形でFXトレードをする業者を選ぶのも一つの作戦です。

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