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海外FXで他人名義を利用した際はどうなるの?禁止事項も紹介します

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海外FX取引を他人名義でFXを行うことを借名取引(仮名取引)と呼ぶ

海外FXのFX取引を他人の名義でFX取引することを、仮名もしくは借名取引と呼びます。
詳しく言うと、仮名取引は架空の名義での取引のことを言います。
対して、借名取引は特に他人の名義を借りるものを言います。

他人名義の取引は各海外FX業者が禁止しており、口座名義人本人以外が取引を行っていることが確認され次第、取引を制限や中止することが多いです。

では、他人名義だと判断されるケースはどのような場合なのでしょうか。


以下は仮名・借名取引と判断される4つのケースです。

  • 架空の名義での口座開設とその口座での取引
  • 他人名義口座開設とその口座での取引
  • 配偶者とその家族や知人などから取引を引き受けている
  • 一つのFX口座を複数人で利用する

よくある例として、奥さんや両親に名義を借りる人が見受けられますが、第三者名義での銀行口座からの振込・入金はできません。


FX口座貸しも厳禁となります。


ただし、複数のFX口座を一人が持つことは可能です。

出金拒否の可能性も?他人名義での海外FXの取引をする3つのリスクとは?

他人名義に該当するケースを確認しましたが、実際にどういったリスクが想定されるのでしょうか?

大きく分けて3つあります。

  1. 追微課税される場合
  2. 贈与税の対象になる場合
  3. 口座凍結され入金・出金できなくなる場合

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①追徴課税される場合は

例えば、旦那様が奥様名義の口座を利用してトレードをし、確定申告も納税もきちんと行っていた場合にもリスクはあります。

海外FXにおいて所得は総合課税が適用されます。
個人の1年間の所得を海外FXでの所得も含めすべて合計し、その額に対して累進課税が課される形式です。

例えば、家族内で収入があるのは夫だけで、その妻は収入がない場合、夫の所得に合算せずに妻の名義で申告した方が税金負担が減ることがあります。

このケースでは他人名義の取引にあたるので、税務調査でバレることになった場合、本人名義で申告し直すだけでなく、ペナルティの対象となります。

②贈与税の対象になる場合

上記のケースにおいて、バレなかった場合でもまだ他にもリスクはあります。
奥さんに口座名義を借りているだけですので、もちろん利益は奥さんの元にいきます。

海外FXで得た利益は、夫がもらいたいはずですので、奥さんから受け取らなければなりません。
しかしここにリスクがあります。

この他人からお金を受け取るという行為は贈与とされ、贈与税として徴税される場合があります。
贈与税の規定は国税庁によって定められています。
その中で、「債務の免除などにより利益を受けた場合などは、贈与を受けたとみなされて贈与税がかかります」と記載されています。

また、「生活費や教育費の名目で贈与を受けた場合でも不動産や株式の経費として充てられた場合には贈与税がかかることになります」とされています。


結局は税務署にバレて贈与税を支払うよう言われてしまうのです。

③口座凍結され入金・出金できなくなる場合

他人名義での取引がバレてしまった場合、海外FX業者によって口座の凍結が起きる可能性があります。
凍結されてしまうと入金はおろか、出金までできなくなってしまいます。

ただし、追加証拠金は海外FXでは起こらないです。
よって凍結による追証は心配ないでしょう。

FX初心者必見!海外FXでの禁止事項を紹介

他人名義での取引は禁止されていますが、具体的にどのような状況で使われてしまうことが多いのでしょうか。
禁止事項を破ると出金拒否も起こりうるので注意しましょう。

考えられる禁止事項を3つほど紹介します。

  1. クレジットと口座名義を別にする
  2. アービトラージ(裁定取引)をする
  3. 複数口座間の両建てをする

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①クレジットと口座名義を別にする

基本的に、クレジットカードと取引口座の名義は合わせる必要があります。
特に、取引口座のローマ字とクレジットカードのローマ字はスペルミスが故意でなくても起こりやすいので注意しましょう。

例えば日本語で同じ「し」でもローマ字だとSiとShiで二通り表すことができてしまいます。


取引口座とクレジットカードの名義が不一致の場合、規約違反となり上記の口座凍結などに繋がりかねません。

他人名義での取引はこのように意図せず起こりうるので注意しましょう。
もちろん、知った上で名義を変えることも禁止です。

②アービトラージ(裁定取引)をする

アービトラージとは、リスクを最小化しながら利益を得るトレード手法のことです。


海外FXにおいては、同じ銘柄でも業者ごとに為替が変動するタイミングにわずかな時間差が発生するため、そこを上手く利用して利益を出します。

これが仮想通貨やFXの市場でも行われています。


アービトラージのために奥さんや知人の名義を借りる人がいますが、現在では各海外FX業者のレート差がほとんどなく、アービトラージは基本行われていません。

また、海外FX業者にとってアービトラージはトレーダーのリスクを減らす、不公平な取引ですので今では禁止されています。

③複数口座間の両建てをする

仮想通貨でもみられる、両建てとは同じ通貨ペアや銘柄の買いポジションと売りポジションを同時に保有することです。
相場がどちらに転んでも損益は相殺されるので昔から禁じ手として知られています。

両建ての中でも、3つのタイプがあります。

  • 同じ口座内での両建て
  • 同じFX業者の複数口座間の両建て
  • 異なるFX業者間の両建て

海外FXの業者は同じ口座内での両建ては許している場合が多いですが、他2つは禁止していることがあります。

なぜ禁止しているのかというと、ゼロカットとボーナスが大きく関わっているからです。
ご存知の通り海外FXではゼロカットシステムを導入していますよね。

両建てすることで急激な価格変動が起きた時に、利益の出た口座はそのままで、損失の出た口座は口座残高に限定されるというシステムがあるのです。

つまり、口座残高を上回る額はFX業者が負担しなければなりません。


ボーナスも同様でFX業者の負担が大きいため両建ては一部禁止されています。

まとめ:他人名義でのFXトレードはやめよう

他人名義でのFX取引だけでは確かに法律で裁かれることはありません。


しかし、各海外FX業者によって禁止されている行為ではあります。


脱税やマネーロンダリングといった犯罪につながってしまうことも多々あります。

万が一、誤って他人名義になってしまっていた場合は、FX口座が凍結したとしても焦らずに取引先のFX業者に連絡しましょう。


その後、FX口座に残っている金額がキャッシュバックされるのを待っておけば問題にはなりません。

ここまで海外FXの他人名義でのFX取引について詳しく説明してきました。


他人名義でのFX取引はリスクがあり、規則違反であることがわかったと思います。

もうすでにFXを始めている方は、自分が他人名義でFX取引していないか今一度確認することをおすすめします。


また、海外FXにこれから挑戦する方もこれらに注意して始めましょう。


他人名義に関して厳しく規定があるFX業者が安全です。

Tradexfin Limitedは、証券ディーラーライセンス番号SD010の下、セーシェル金融庁(FSA)により規制されています。 
Fintrade Limitedは、証券ディーラーライセンス番号GB20025835の下、モーリシャス金融サービス委員会(FSC)より、規制されています。 

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